10.28シンポジウム

「イタリアの連帯思想とその実践-社会的連帯経済のネットワーク形成に向けて―」

協賛および参加のお願い

 

日 時 2017年10月28日(土)13時~15時30分

場 所 学働舘・関生(大阪市西区川口2-4-2)

講 演 「イタリアの連帯思想とその実践」 ジャンフランコ・マルゾッキ氏

協 賛 一口5千円から

資料代 一人1千円(学生・非正規労働者は一人5百円)

 

前略 平素は当労働学校の活動にご支援・ご協力を賜り誠にありがとうございます。

私たちは10月28日にイタリア・ボローニャ大学のジャンフランコ・マルゾッキ教授をお招きし、10.28シンポジウム「イタリアの連帯思想とその実践-社会的連帯経済のネットワーク形成に向けて―」を開催します。

 

イタリアから講演者を招いたのには理由があります。イタリア協同組合は150年以上の歴史を持ち、労働者協同組合も140年の長い歴史を有しています。非営利組織からなる非営利セクターは「社会的経済」と呼ばれており、井上ひさし著『ボローニャ紀行』で有名なボローニャの町は協同組合の町で、そこから列車で30分のイモラの町は人口12万人余りですが、100以上の多種多様な協同組合が集まる協同組合の町であり、同時に150以上のアソシエーションその他の非営利組織からなる社会的経済の町です。驚くべきことに、この町の市民は自分たちの町が協同組合の町でありかつ社会的経済の町であることを皆知っているのです。それだけでなく、イタリア市民には一般に社会的経済という言葉の意味を知っている人が多いようです。

 

このように協同組合や非営利組織の長い歴史を持つイタリアにはそれと関係する「連帯」という言葉も歴史を持っており、その理念には広く深い意味が含まれています。単に団結!といった掛け声だけではありません。協力しあい連帯しあって、連帯の理念を実現する制度やシステムや法律が企業レベルから国法レベルまであるのです。マルゾッキ教授はイタリアの社会的経済を研究面・実践面で推進する第一人者です。スペイン・バスクのモンドラゴン協同組合も類似の連帯の思想と実践の歴史を持っていますが、資本主義の競争システムとは異なる連帯の思想と実践についてイタリアから学ぶことが今回の講演の第一の目的です。

 

マルゾッキ教授を日本に招くことになった理由にはもう一つあります。それは日本の協同組合並びに非営利組織の横のつながりを協同・連帯というレベルでさらに拡大し一歩進めることです。日本にはまだ協同組合全体の連合会はありません。また非営利組織全体のつながりを拡大・強化する運動体もありません。政府には、協同組合や非営利組織に会社法を適用し、これら組織を分断・統治し株式会社の活動領域を拡大する、という隠された方針があります。これに対抗するためには協同組合や非営利組織がネットワークを形成し協同・連帯の流れを強めるしか方法はありません。すでに私どもは非営利組織の全国ネットワーク形成に取り組み始めています。イタリアの連帯思想と実践の講演がそのきっかけになることを念じてやみません。

 

是非、本シンポジウムにご協賛、ならびにお一人でも多くの方がご参加くださいますようお願いいたします。

 

大阪労働学校アソシエ・社会的連帯経済研究会代表 津田直則