公開講座『平和に生きる生存権の確立をめざして 日本国憲法をグローバル・コモンズに!』開催のお知らせ

エマニュエル・パストリッチさん、大脇雅子さん、伊波洋一さんをパネリストに、オンライン講座『平和に生きる生存権の確立をめざして 日本国憲法をグローバル・コモンズに!』を開催します。

開催日:2024年3月3日(日)14:00~17:00

受講料:500円(サポーター会員は無料)、振込先はチラシ参照。
申し込みはhide.saito1000@gmail.com まで、参加希望の旨をメールください。
必要なURLをお送りします。

経済学講座『コロナショック・ドクトリン』を開催します!

松尾匡さんを講師に、オンライン講座『コロナショック・ドクトリン』を開催します。
ぜひご参加ください。

講師 松尾匡
12/23(土)14:00~16:00

受講料:500円(サポーター会員は無料)
申し込みはhide.saito1000@gmail.com まで、受講希望の旨をメールください。
受講料の振込先と、参加に必要なURLをお送りします。

講座『労働組合とは何か』第2回を開催します!

『労働組合とは何か』(岩波新書)をテキストに、労働者の闘いの歴史と組合運動の現代的意義を、著者である木下さんを講師に解説してもらう予定です。

講師 木下武男
第2回 10/14(土)14:00~16:00

受講料:500円(サポーター会員は無料)
申し込みは roudou.associa@gmail.com まで、受講希望の旨をメールください。
受講料の振込先と、参加に必要なURLをお送りします。

労働講座『労働組合とは何か』を開催します!

労働講座をオンラインにて開催します!
『労働組合とは何か』(岩波新書)をテキストに、労働者の闘いの歴史と組合運動の現代的意義を、著者である木下さんを講師に解説してもらう予定です。

講師 木下武男
第1回 9/9(土)14:00~16:00
第2回 10/14(土)14:00~16:00

受講料:500円(サポーター会員は無料)
申し込みは roudou.associa@gmail.com まで、受講希望の旨をメールください。
受講料の振込先と、参加に必要なURLをお送りします。

5月より開講される講座の日程と詳細

<講座一覧>
① 社会運動と社会教育 奥村旅人講師 
② 協同組合論 津田直則講師 
③ ものの見方・考え方① 斉藤日出治講師 資本主義の危機の源泉に向かって-時間を問う 
④ ものの見方・考え方② 田畑稔講師 なぜマルクス再読が不可欠か
⑤ 労働組合、労働者協同組合 近畿労働者協同組合の設立意義など 
⑥ 沖縄講座 
⑦ 資本論読書会

<講座の詳細>
①「社会運動と社会教育」講座 奥村旅人講師
開催:教室とオンライン
初回:5月24日(水)15:00-16:30
「教育」とは何か―生涯学習思想からの再検討
フランスの生涯学習論者、ガストン・ピノーの教育論を手掛かりに、「教育」という概念に対する一般的なイメージを相対化することを試みる。ピノーは、教育に自己教育(autoformation)と他律教育(heteroformation)の二つのモードがあることを見出した。自己教育とは、「文化内容を他者から権力的に強制されるのではなく、学習者一人一人に固有な教育を自らが自らによって行うこと」を指し、他律教育とは、「社会的に認知された文化の権力を保持している他者によって行使される一切の教育形態」を指す。
本講義ではピノーの言う自己教育の重要性を確認したうえで、2回目以降で扱う社会教育実践を、それに関わった人々の自己教育の軌跡として捉え返すための概念的な整理を行う。

第2回 7月26日(水)15:00-16:30
大阪労働学校校長 賀川豊彦の教育観
1922(大正11)年から1937(昭和12)年まで開講された大阪労働学校は、戦前期の関西における労働運動の中心人物たちによって運営された「学校」であった。この「学校」は、同時代の学校教育システムの何を批判し、それをどのように乗り越えようとしたのか。そして現在の視点から見たとき、その試みはどのような限界を有していたのか。大阪労働学校の創立者である賀川豊彦の行動と言説の分析を通して、学校教育システムの暴力性と学校という教育空間の可能性を同時に浮かび上がらせてみたい。

第3回 9月
京都労働学校校長 住谷悦治の教育観
第2回で扱ったような、労働学校のような「反-学校」教育空間の営みは、関西の知識人たちによって戦後にも展開される。その中心となったのは、戦前期から労働学校で講師を務めていた同志社大学教授、住谷悦治であった。第3回は、住谷の行動と言説の分析を通して第2回の論点をより重層的に検討する。

第4回 11月
教育空間・<知>のあり方再考
戦前期の都市に展開した労働学校や農村部に展開した自由大学、戦後期の都市に誕生し、今なお活動している労働学校や文学学校―こうした学校教育システムから敢えて距離を取った教育空間では、どのような教育が営まれているのか。それは、今の教育システムをいかに相対化し得るのか。
最終回では、これらの「学校」に集った人々にとって、教育という営みがどのような意味を持ったのかを検討する。特に、何らかの社会運動に身を置いた彼らの生活世界において、<知>はどういう意味を持ったのか、ということを問う。現代の一般的な教育活動でイメージされる、いわば交換価値しか持たない<知>の在り方を相対化しながら、学ぶことの意味について学習者とともに考え、講師と学習者の間で一旦の「最適解」を見出すことで、本講義を終わりたい。

②協同組合論 津田直則講師
開催:オンラインのみ
初回 7月23日(日)10:00-11:30 その後、7月、9月、1月の日曜を予定(全4回)
2022年8月に出版した『資本主義を超える経済体制と文明-改革から変革へ-』(晃洋書房)の内容を4回に分けて話す.
講義では、現代資本主義の危機とそれを克服する改革・変革の話を4回に分けて行う。

初回:現代資本主義は危機に満ちている。私はこれを「資本主義のパラダイムと危機が直結する時代に入った」と表現している。危機とは何か、パラダイムとは何か、改革・変革とは何か、新たな文明とは何か、を解明していく。

第2回:労働者協同組合は、かつては株式会社には勝てない弱小企業であったが、欧州協同組合(特に労働者協同組合)の中には改革を経て国際レベルにまで到達する企業が現れた。その理由を私は「連帯システム」という用語で表現している。この解明が2回目のテーマである。

第3回:資本主義の改革は株式会社改革を抜きにしては語れない。米国における株式会社改革は、1974年の従業員所有計画(ESOP)に始まる。50年を経てこの制度は社会変革の形を取り始めた。その経緯を開設する。

第4回:世界の労働者協同組合の実情とそれを経済体制の中心に据える改革・変革の構想をまとめる。

③ものの見方・考え方講座① 斉藤日出治講師
開催:教室とオンライン
初回:5月10日(水)11:00-12:30 毎月第2水曜に開催(全4回)
資本主義の危機の源泉に向かって-時間を問う
資本主義の危機は、いまや自然、身体、空間、時間の発生にさかのぼって再考することを求めている。本講座では、とりわけ時間に焦点を当てて、近代社会のありようと時間との関係を考察した諸説を検討しつつ、資本主義の危機と時間のありようとの関係を考える。

初回 5月10日(水)11:00-12:30
「関西生コンの労働運動弾圧の根源に潜むもの-企業主導型資本主義と生権力」
近畿大学日本文化研究所紀要第6号の同名論文の合評会

第2回 6月14日(水)11:00-12:30
加速する社会と資本主義の危機―ヘルトムート・ローザ

第3回 7月12日(水))11:00-12:30
象徴の貧困と集団的個体性の危機―ベルナール・スティグレール

第4回 8月9日(水)11:00-12:30
速度の政治-ポール・ヴィリリオ

④ものの見方・考え方講座② 田畑稔講師
開催:教室とオンライン
初回:5月24日(水)11:00-12:30
なぜマルクス再読が不可欠か――マルクス「生活過程論」研究の問題意識

第2回 6月28日(水)11:00-12:30
過程論的アソシエーション論――マルクス「社会的生活過程」論の展開にむけて

第3回 7月26日(水)11:00-12:30
ヘーゲル『精神哲学』とマルクス「精神的生活過程」の対比――「精神的生活過程」論をどう展開するか

第4回 8月23日(水)11:00-12:30
「産業革命」と「情報[情報技術]革命」――全体像を前景化させる努力こそ緊要

⑤労働組合、労働者協同組合
1. 木下武男講師
テキスト 木下武男『労働組合とは何か』岩波新書

2. 脇屋敷講師、武建一講師
近畿労働者協同組合の成立とその意義
2022年日本ではじめての労働者協同組合法が施行され、この施行を契機として近畿労働者協同組合がたちあげられた。そこでは、労働者が雇われて働くのではなく、労働者みずからが企業を担う責任主体となる。この組合のたちあげにかかわった当事者に組合の結成にいたるまでの経緯を語っていただくと同時に、労働者が企業の責任主体としてかかわる資本・賃労働の関係を超えた生産と消費のしくみがはらむ新しい社会システムの意義について議論したい。





2023年度(2023/5~)も講座を開講します

2023年5月より新年度の講座を開講します。
近畿労働者協同組合の成立と活動から学ぶ講座、社会運動と教育の関係を考える講座、ものの見方・考え方に関わる講座などを準備中です。

受講方法などは「受講するには」をご覧ください。
新年度も引き続きサポーター会員制度を継続しています。
競争から共生協同型の政治・経済への転換を目指し、そのための教育を行い、理論を磨く、という私どもの実践を共に担っていきませんか。

どうぞサポーター会員として学校のご支援をよろしくお願いします。

新年(2023年)の予定について

ウクライナや沖縄の平和を願いつつ、新年のご挨拶を申し上げます。

皆さま、本年もどうぞよろしくお願いします。

2023年は1月に下記の二つの講座を開催します。

ものの見方・考え方①「資本主義を超えてー21世紀の世界認識」
ものの見方・考え方②「生活過程論で読むマルクスー21世紀のマルクス」

2022年度の講座活動はこの二つが最後の予定です。
2023年4月以降より、新年度の講座を開講します。内容が決まり次第、HPやSNSで告知しますので、どうぞその際は受講を検討ください。